2011年3月22日火曜日

「Team Judo」井上康生先輩のご活動


こんばんは。

本日は短いブログとなりますが、ご紹介です。

陸上の為末さんの呼びかけで始まったチームジャパンが義援金を募っています。

その中で、私の先輩でもある井上康生先輩が「Team Judo」として、ご活動されています。

正直、「Justgiving」については勉強不足ですが、「Team Japan」の活動自体は素晴らしいものだと思います。
柔道家の力が合わさることは非常にいいことだと思いますし、このような事態だからこそ柔道は社会に恩返しするべきなのです。
何より尊敬する井上康生先輩のご活動ですから、「井上康生」に私も賛同のうえ寄付させていただきました。
皆様も手数料やシステム利用料などの説明を拝読された後に、ご賛同していただける様でしたら是非宜しくお願いいたします。

頑張れ、日本!!

丸山和也

2011年3月21日月曜日

この震災時に私が思う大切なこと

皆様、ご無事でしょうか?
関係者含め、皆様のご無事を祈っております。

私の実家は栃木で、両親は神奈川に住んでいます。
行ったり来たりでしたが、お陰様で怪我もなく無事です。

震災時、オーストラリア人柔道家の元教え子が東京で武者修行をしていました。
彼はまだ18歳ですから、ご両親も心配されていました。
それもそのはずです。
地震がほとんどないオーストラリアから一人で武者修行に来てみれば、この歴史的震災です。
私が彼の親でも同じ様に心配したと思います。
その後、私の自宅へ避難させ、空港まで無事送り届けました。

「私の出来ることは何か?」

皆様と同じようにずっと考えています。
情けない話ですが、このような事態になって自分の無力さを改めて痛感しております。
私の行き着いた一つの道ですが、
「世界的な柔道ネットワークを活かして海外から義援金を募ること。そのための受け入れ先を探すこと。」です。
現在、柔道界の大御所である恩師に相談しつつ、その方法を模索しております。

ここの所、ニュースを見ているだけで心が痛くなります。
被災地からのニュースでではありません。

「ACのCMがうるさいからやめさせろ。」
「募金を遊ぶ金欲しさに盗む中学生。」

いつから日本はこうなってしまったのか?
それとも、元からこうだったのか?
日本人の心は何処へ行ってしまったのでしょうか?

震災発生から数日が経ち、東京では徐々に平穏を取り戻してきていますが、被災地の方々は生き死にの問題に今この瞬間に直面しています。

少し過激な話ですが、あえて言います。

数万人の死者・行方不明者・安否不明がいる中で、
火葬は間に合わない。
土葬の許可も出しかねている。

皆様、よく考えてください。

亡くなった方々は、どこで、どうしているのか?

私の親友は警察官として寝ずの救援を行っています。
彼は言います。
「地獄絵図」だと。
そのような状態ですから、当然物欲から来る犯罪もあるでしょう。

「人生を楽しむな」と、言っているのではありません。
ただ、忘れてはいけないのです。
その非日常が、この日本で実際に起きているということを。

そうすれば、道端で酔っ払って大声で騒ぐことはしないはずです。
馬鹿な万引きなんてしないはずです。

復興は一・二年の話ではありません。
自分達ができることを自分達のペースでやりましょう。
忘れても、疲れてもいけません。
日本人のいいところですが、「こんな時では、やる気がしない」と経済を止めてしまっては、マクロ的には被災者の首を絞めます。

私達にできることを、私達のペースで行いましょう。
一人ひとりの力は微力だからといってやめないでください。
継続が力となるのです。
その継続が束になるからこそ、大きな力になるのです。

私達の日本を私達が救いましょう。

丸山和也

2011年3月10日木曜日

オリンピック3大会メダリスト 田辺陽子先生

今年は花粉がひどいですが、皆様大丈夫でしょうか?

私は目と鼻が真っ赤です。

今回は田辺陽子先生のユニークなご経歴を紹介いたします。





先生は、高校時は陸上部に所属し、なんとやり投でインターハイで8位に入賞されているのです。

ですので、柔道を始められたのは意外に遅く、3年次の授業で柔道と出会い、講道館に通い始めてからということです。

さらに、一度は陸上推薦で進学した東京女子体育大学ですが、それを中退し日本大学に進学します。

それから本格的に柔道に打ち込み、最終的にオリンピック3大会連続でメダルを獲得されました。


特に、バルセロナ五輪からアトランタ五輪までのエピソードは魅力的だと思います。

実は、1992年のバルセロナオリンピック後に一旦は引退を表明し、筑波大学で大学院生活に専念されています。

しかし、オリンピック決勝戦で敗れた悔しさから復帰し、1996年の全日本体重別選手権では優勝すると同時にアトランタオリンピックへの出場を見事獲得されるのです。オリンピックではブランクや膝の怪我にもかかわらず銀メダルを獲得し、これを最後に現役生活にピリオドを打ったということです。


生意気ながら、私が思う指導者に必要なことは、怪我やスランプの経験とそれを乗り越えようとするプロセスだと思います。

怪我やスランプを知れば、教え子の気持ちが分かります。

それを乗り越えた経験が、諦めさせない、見捨てない指導者をつくるのです。

エリートにはエリート苦しみがあるように、劣等生には劣等生の苦しみがあります。


そのような経験をされた田辺先生だからこそ、日本オリンピアンズ協会の理事やアンチドーピング会議の会員も務め、日大柔道部監督とし後進の育成に取り組んでいるのだと思います。


先生は、来月から柔道の精神を持って、長い海外勤務に旅立たれます。

今月末にある先生の壮行会では、様々な方々がご参加されるようです。

人が集まるということは、それだけでお人柄が窺えるものです。


田辺先生、陰ながら海外でのご健康とご多幸をお祈りしております。




丸山和也

2011年3月7日月曜日

マラソン有森裕子さんのビジネス感覚

皆様、こんばんは。

今回は、有森裕子さんをご紹介いたします。
私は、有森さんの行動力と実行力をとても尊敬しております。
いくつかエピソードをご紹介いたしますが、どれも胸に響くはずです。


有森さんはバルセロナ五輪で銀メダルを獲得された後に、アトランタ五輪でも銅メダルを獲得されました。

2つの五輪の間にあった手術やスランプを乗り越えての素晴らしい銅メダルでしたが、その五輪前の有森さんの心境がとてもユニークで心に残っています。

「メダルを獲って、その後の人生を切り開きたかった。だから、メダルの色は私にとって関係はなかった。」

現役当時から引退後の自分の姿を考え、競技と向き合っていたということです。
はたしてどれほどのアスリートが、この意識を持って生きているでしょうか?
難しい問題ですが、難しいことをしてこその成功者なのです。

有森さんは当時全くの無名だったにも関わらず実業団への道を選び、そして結果を出し、第一号プロランナーとしてご活躍されました。

その当時の心境はこうです。

「八百屋さんは野菜を売ってお金を稼ぐ。家電屋さんは家電を売ってお金を稼ぐ。それぞれのビジネスの形があります。私にとってそれが「走る」ことだったのです。生活の全てを注ぎ込み、結果が出るかどうか分からない中で、結果を出したものを失いたくなかった。」

自分に与えられた武器でビジネスをする。
至極当然の主張です。

私の「アスリートが持つべき考えやするべき行動は?」の問いには、こうお答えいただきました。

「アスリート達は社会の受け入れ態勢やシステムが出来さえすれば生き残れるはず。
しかし、今は残念ながらそれが出来ていない。
実績を含めた本気・本物の裏付けがないとダメ。
現役中は集中しないといけないのはわかるが、それはスポーツ選手だけではない。
選手も一社会人として、甘えてはいけない。
自分が発しないと何も変わらない。
それもよほど真剣ではないとこのご時勢では誰も動かない。
だけど、真剣に動けばそのシステムをつくってくれる仲間が集まる。
何が重要か?何を伝え残すか?
現役選手は現役のうちから真剣に発信することが大切だと思う。」

考えさせられます。
「スポーツ」を「ビジネス」と置き換える。
アスリートがアスリートらしく一生を生きることに繋がるのではないでしょうか。

「当時、スポーツでお金を稼ごうとすると懐疑的な態度をとられた。」
と、有森さんはおっしゃっていましたが、それが日本スポーツ界の課題であると感じます。

反旗を翻せと言っている訳ではありません。
与えられるべき権利は主張して然りなのです。

アスリートにビジネス感覚を。

丸山和也

2011年3月6日日曜日

オリンピック柔道金メダリスト 塚田真希先輩

皆様、こんばんは。

今回は、尊敬する塚田真希先輩をご紹介したいと思います。


私が「尊敬する」ことになるきっかけは、学生の時でした。
その当時の私は、生活と部活がうまくいかずに半ば腐っていました。
そんな時に、
「丸は頑張ってるよ」
と、励ましてくれたのがきっかけでした。
もちろんその言葉だけではありませんが、当時の私はその言葉にどれだけ救われたことか分かりません。

さて、その塚田先輩ですが、まさに最強の女子柔道家として長らく女子柔道界を牽引されてきました。
先日、選手としては惜しまれながらも引退されましたが、
オリンピック・世界選手権・全日本選手権、全てで金メダルを獲得されるなど、そのご活躍は間違いなく後世に語り継がれるものです。

また、普段からとてもフランクな方で、どんな場面でも決して態度は変わりません。

私が感銘を受けたこんなエピソードがあります。
それは、ビジネスマンとの食事会にお誘いしたときのことです。

私     「すいません。お忙しいところ。」
塚田先輩「いいよ。色々な人と出会えることは楽しいから。ありがとう。また、いつでも誘って。」

当然、普段から色々な方と出会う機会も多く、「もしかしたら面倒なのではないかな」と、どこかで心配していました。
しかし、それは私の取り越し苦労で、常に学びの精神を持ち、何事にも真摯に取り組む方なのです。
今は、所属企業のいち営業として「社会」を学んでおられますが、先輩のご経験は指導者になられたときに必ず活きるのではないかと思います。

時に新しい出会いは、面倒だったり、怖かったりするものです。
また、アスリートに限らず、人間どうしても気を抜くと内向きになってしまいます。
しかし、塚田先輩の様な方を見ると、行動する勇気が持てます。

失敗も含めて無駄な出会いは一つもないはず。
勇気を持って一歩踏み出してみる。
そうすれば、今まで見えなかった景色が見えるはずです。


丸山和也


2011年3月5日土曜日

ここ最近の素晴らしいアスリート関係者との出会いとアスリートのポテンシャル

ここ1~2週間の間の素晴らしい出会いたち。

・元実業団女子バスケットプレイヤーの栄養士見習いの友人
・地域に根差したサッカークラブで指導している、夢は「ブラジルの有名サッカークラブのように子供たちが無料でサッカーが出来る環境づくり」のコーチ
・アメリカの大学でアスレチックトレーナーとして専任で勤めている方
・東大大学院で学びながら、パーソナルトレーナーとして女性のダイエットのサポート活動などを行う友人
・ヴィッセル神戸の元プロサッカー選手の高校サッカー部監督
・元柔道日本代表候補の調理師を目指している先輩
・元実業団所属の柔道選手で、今は会社員として営業を、柔道指導者として少年少女への指導もしている先輩
・ラグビー協会直属のNPOでラグビー普及を目指す方
その他にも沢山の出会いたちがありますが、敬称略させていただきます。

素晴らしい人材はスポーツ界にも沢山います。
各々が各々の目標や「熱」を持って活動しています。

その「熱」が集まれば、きっと「灼熱」になるはずです。
様々な「熱」を知る場、勉強出来る場、気付ける場を作りたい!
改めて、そう思います。

アスリートの力を持て余したらいけません。
スポーツで培った根性・集中力・主体性・協調性を社会でうまく活かす練習。
それを現役のうちから行うことが大切なのです。

現役アスリートが結果を出すことが全てなのは知っているつもりです。
しかし、月並みですが引退後の人生の方が長いのです。
何時怪我するか分からない。
どんなにやっても結果を必ず出せる保証もない。
結果を出したから諸外国のようにその後の人生が保障されるわけではない。

そのリスクをマネージメントする。
社会に出たときに、少しでも周りに追いつき追い越すスピードを早くする。
アスリートは必ず出来ます。
少なくとも、各スポーツの中で結果を出し、競技を続けてきた実業団アスリートや学生アスリートなら必ず出来るはずです。

出来ないことは問題ではないのです。
ビジネスの練習をしていない、経験していないだけなのですから。
問題はリスクを見ないこと、気付かないフリをすることなのです。

アスリートの友人たちが引退後に
「企業に馴染めないから」
「本当にやりたいことじゃないから」
そう辞めてしまったのを何度も見てきました。
「本当に馴染めないのか?」
「本当にやりたいことじゃないのか?」
そればかりをいつも考えてしまいます。
もちろん熟考して本人が決めたことですから、そうなのでしょう。
しかし、そうでない方、そうするしかなかった方もいるはずです。
その様な方たちが、少なくとも「続ける」「続けない」を選ぶことが出来るようになることをサポートする道はあるはずです。

買被っているつもりはありません。

アスリートのポテンシュルを無駄にしてはいけません。

丸山和也

2011年3月3日木曜日

バトミントンをネット配信している社長のブログに私が登場しました。

こんばんは。

今日は凄く寒いですね。
皆様、風邪を引かないようにお気をつけください。

さてさて、素晴らしい出会いのご紹介。

株式会社TMONY 森田代表取締役
SMASH and NET.TVを運営されています。
www.smash-net.tv

バトミントンの普及を目標に、バトミントンの試合をネット配信するそうです。

「丸山和也氏との出会いに感謝」
そんな彼のブログで、ご紹介いただきました。

何かを良くしようという思いは、ジャンルは違っても同じです。
森田さん、皆様頑張りましょう!

丸山和也





初めての総合格闘技・男子バレーボール・女子バスケ観戦

最近、ブログやツイッターを更新できずに申し訳ありませんでした。

今年度最悪の風邪による体調不良が続き、そんな時に限って、キャンセルできない用事のダブルブッキングや仕事の締め切りが重なってしまいました。
不思議ですが、人生というものはそんなものなのでしょうかね。
徐々に回復してきたので、またフルスロットルでいきます!

さて、題名の通り以下のスポーツを観戦してきました。
①総合格闘技イベントDEEP
・東海大学時代の先輩、田澤選手が無差別級のチャンピオンになりました。

②東京ヴェルディ男子バレーボール
・友人がマネージャーをしているヴェルディの応援。人間はあんなに高く飛べるものなんですね。


③三菱電機女子バスケッボール
・ボールを持っていない選手の動きに注目です。意外に激しい。

どのスポーツでもそうなのですが、やっぱり生は違います。
迫力もそうなのですが、選手の緊張や集中、関係者の心配そうな顔など、生で見ないと伝わらない部分が非常に面白かったです。
みなさん、きっとそれは芸術でも景色でも同じことです。
生観戦!

今まで見えなかったものが見えるかもしれませんよ。

丸山和也