関係者含め、皆様のご無事を祈っております。
私の実家は栃木で、両親は神奈川に住んでいます。
行ったり来たりでしたが、お陰様で怪我もなく無事です。
震災時、オーストラリア人柔道家の元教え子が東京で武者修行をしていました。
彼はまだ18歳ですから、ご両親も心配されていました。
それもそのはずです。
地震がほとんどないオーストラリアから一人で武者修行に来てみれば、この歴史的震災です。
私が彼の親でも同じ様に心配したと思います。
その後、私の自宅へ避難させ、空港まで無事送り届けました。
「私の出来ることは何か?」
皆様と同じようにずっと考えています。
情けない話ですが、このような事態になって自分の無力さを改めて痛感しております。
私の行き着いた一つの道ですが、
「世界的な柔道ネットワークを活かして海外から義援金を募ること。そのための受け入れ先を探すこと。」です。
「世界的な柔道ネットワークを活かして海外から義援金を募ること。そのための受け入れ先を探すこと。」です。
現在、柔道界の大御所である恩師に相談しつつ、その方法を模索しております。
ここの所、ニュースを見ているだけで心が痛くなります。
被災地からのニュースでではありません。
「ACのCMがうるさいからやめさせろ。」
「募金を遊ぶ金欲しさに盗む中学生。」
いつから日本はこうなってしまったのか?
それとも、元からこうだったのか?
日本人の心は何処へ行ってしまったのでしょうか?
震災発生から数日が経ち、東京では徐々に平穏を取り戻してきていますが、被災地の方々は生き死にの問題に今この瞬間に直面しています。
少し過激な話ですが、あえて言います。
数万人の死者・行方不明者・安否不明がいる中で、
火葬は間に合わない。
土葬の許可も出しかねている。
皆様、よく考えてください。
亡くなった方々は、どこで、どうしているのか?
私の親友は警察官として寝ずの救援を行っています。
彼は言います。
「地獄絵図」だと。
そのような状態ですから、当然物欲から来る犯罪もあるでしょう。
「人生を楽しむな」と、言っているのではありません。
ただ、忘れてはいけないのです。
その非日常が、この日本で実際に起きているということを。
そうすれば、道端で酔っ払って大声で騒ぐことはしないはずです。
馬鹿な万引きなんてしないはずです。
復興は一・二年の話ではありません。
自分達ができることを自分達のペースでやりましょう。
忘れても、疲れてもいけません。
日本人のいいところですが、「こんな時では、やる気がしない」と経済を止めてしまっては、マクロ的には被災者の首を絞めます。
私達にできることを、私達のペースで行いましょう。
一人ひとりの力は微力だからといってやめないでください。
継続が力となるのです。
その継続が束になるからこそ、大きな力になるのです。
私達の日本を私達が救いましょう。
丸山和也
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