2011年2月12日土曜日

中学校1,2年生、武道必修化に向けて その問題点①



こんばんは。

皆さん、ご存知でしょうか?

2012年度より、中学校1,2年生で武道が必修化されます。
武道の中でも、とりわけ柔道が導入されやすいのではとささやかれています。

この武道必修化は柔道にとってチャンスとピンチの両面を持ち合わせていると考えています。
今回はそれを考えていきたいと思います。
                      
全日本柔道連盟ホームページ上に、
「平成21 年度中学校武道授業(柔道)研究事業 報告」があります。

・指導者の講習会・研修会について
「都道府県各2名を参加対象として講習を行い、各都道府県で伝達講習を行っていただく案をとりまとめ、中体連部長にその案の可否について問い合わせいただくことになった。」
とありますが、はたしてそれがどれほどの意味があるのか?

柔道素人の教員に講習を十分に行えるのだろうか?
現在、柔道の死亡事故の多さをメディアが煽り、世論を高めていると思います。
この流れの中で、柔道連盟は柔道指導者に対する資格制度を導入するべきだと考えます。

と、考えていたところ、下記の記事を見つけました。

「柔道授業・部活中の事故、どう防ぐ 安全確保に課題」
http://www.asahi.com/edu/news/OSK201102110050.html
・日本の事故の状況は、今月初めパリで開かれた国際柔道連盟の理事会でも議題にのぼった。全柔連は将来的に、指導者に資格制度を導入することも検討中だ。

だそうです。
では、実際に導入していない今、何が必要か?
それは外部指導者派遣システムの構築を早急に作り上げることだと考えます。
もちろん全柔連も重点的に取り組んでいますが、その方法論は私の知る限り未発表です。
私の意見としては、「各地域にいる柔道整復師を有効活用すればいいのではないのか」です。
マーケティングの意識を持たせ、店を数時間あけてでも価値のある有効な顧客獲得手段として柔道指導を位置づけるのです。
マーケティングですから、当然「生徒はお客様」であるという意識を教え込みます。
「お客様」に武道の精神を学んでいただくのですから、
少なくともこの様に痛めつけての不毛な死亡事故はなくなるのではないかと思います。

柔道稽古で小1男児死亡=指導者らを書類送検―大阪府警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110209-00000113-jij-soci


もちろん指導者ですから生徒より立場は上です。
しかし、決して神様ではありません。
それを徹底できれば、
「外部指導者については、指導したときに怪我が心配。自分の経験で指導される方多い。」
「外部指導者を呼んでくれることはうれしいが、教員がやる授業を「武道でない」と言われる恐れなど、考え方の違いで楽しい授業ができないことが怖い。」
この様な心配もいらないと思います。

このような事業に補助金は付かないのでしょうか?
勉強不足で分かりません。

来月、ある県の教育委員会委員長を勤めた方とプライベートでお会いする予定です。
今回お会いする目的は別にあり、
「愛知県ソシオ成岩スポーツクラブ、石川県のクラブパレットなどの様に、市と協定し運営する地域密着型のスポーツクラブを元日本代表を入れながら作られてはどうか?」
と投げかけることですが、それにプラスして柔道指導者派遣についてをぶつけてきます。
結果は、このブログでお伝えいたします。

さて、次回は「フランスでの少年死亡事故0は本当か?」などを考えていきます。

よりよい形での柔道普及を願って。

丸山和也

2 件のコメント:

  1. 丸山さん、先日は熱いハートをありがとうございました。

    私のブログでも丸山さんを紹介しました!
    今度、是非、飲みましょう!

    http://kuwaman.jp/

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  2. こちらこそありがとうございます。早稲田の方々ともぜひ交流を深めさせていただきたいので、宜しくお願いいたします。

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