2011年2月1日火曜日

アスリートのセカンドキャリア構築問題は根深い

こんにちは。

先日、サッカー・ラグビー・バスケットボール協会とマーケティング屋として、Jリーグやそれぞれのリーグ立ち上げ時などから尽力してきたYさんとお会いしてきました。

テーマはアスリートのセカンドキャリア構築。

数時間に亘り話をしましたが、結論は「日本の教育を根本から変えないといけない」でした。

私  
「日本代表クラスが、引退後何もなかったかのように仕事に就くことがもどかしい。」
Yさん
「でも、アスリートは社会人としては素人。それを言うなら引退時ではなく、それ以前の教育やサポートが必要。「一芸だけ秀でたら偉い。」と、片寄った教育を変えないと駄目」

耳の痛い話ではあるが、その通りだと思います。
金メダルを取るために、アスリートは頑張っています。
本気になればなるほど、それ以外を考えるコトはできないし、時間もありません。
しかし、先に起こりうるリスクは、先延ばしにしても見てみぬフリをしても、いつかはやってきます。
ならば、それを対処しないことはあまりに不用意といわざるおえません。

月並みではありますが、引退後の人生の方が長いのですから。

ただ、アスリートの立場も分かります。
アスリートは、自分の競技に熱くなって結果を出すことが全てです。
それでは、より良いセカンドキャリア構築は無理なのか?
その答えは否です。

最近、著名な陸上選手が文科省とセカンドキャリア構築に本腰を入れて取り組んでいます。
文科省を動かさないことには、教育現場は動きません。
彼のような、まさしくトップアスリートが行動することは素晴らしいことだと思いますし、恐らく何かしらの結果を生むでしょう。
問題があるとすれば、今の民主党政権下で、はたしてそれができるのか?です。
スポーツ省がアスリートのセカンドキャリア構築サポート、指導を行うべきですし、それが出来さえすれば日本のスポーツ界は大きく変わります。
もちろん、私が言うのはおこがましいほど優秀は人物ですから、それも含めて挑戦していると思います。

色々考えはありますが、
アスリートがアスリートとしての誇りを持ち、地域活性化に貢献できるシステムを作り上げ、なおかつビジネスとして独り立ちできることが私は大切だと思います。
アスリートが自ら事業を立ち上げるくらいの気概が持てれば、それはもう最高です。

それをするためには、利権の確保や奪い合いではなく、みんなで血を流す覚悟。
それが必要なのではないでしょうか。

2月開催予定のアスリート異競技交流会は、アスリートの意識改革のきっかけの一つになればと思います。
とはいえ、基本は交流会です。
皆様、どうぞ気軽にご参加のうえ、会を楽しんでください。

現在、柔道、ラグビー、バスケ、水泳、陸上、テニス、ラクロス、総合格闘技、ハンドボール、野球、
柔術、バトミントン、etc…の日本代表やトップアスリート、元トップアスリートが参加予定です。

誰でも不安や迷いはあります。
おおいに悩み、成長しましょう!


星の数ほどある交流会の一つではありますが、この会をとおして馴れ合いではない「絆」が生まれれば幸いです。


丸山和也

2 件のコメント:

  1. 確かに、アスリートのセカンドキャリアは問題ですね。
    最近、元プロ野球選手とかに相談されます。

    「ベーシック・インカム」が実現すれば、事業活動やコーチなどのハードルも下がるし、融通が利くようになると思うんですけどね~

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  2. BIはどうなんでしょうね。広い視野で見たときに、日本は幸せになれるんでしょうか。
    アスリートが自立する・出来る環境づくりをアスリートが舵を取って行うことが大切だと私は思います。
    ツイートしましたが、Kiwiぽんさんとは一度お食事ご一緒したいですね。

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